今回のモーターショーで新聞をはじめ、様々なメディアでもっとも
話題のクルマとして取り上げられたのがこのクルマでしょう。
TOYOTA 86
特にエコカーでもなく、新しい思想や先端技術も搭載していない
のに不思議と話題沸騰しているトヨタがめずらしくリアルスポーツ
を謳うこのクルマを生で見てきましたよ。
全体的なプロポーションは典型的FRのロングノーズ&ショート
ハイデッキで古典的で新しさは感じられないかも。
前々回の40回東京モーターショーからトヨタが「FT-HS」などで
リサーチしていたデザインを市販版まで煮詰めたものだ。
特にフロント部は「FT-HS」から試みていたボートの舳先をマスク
の面に飛び出させるイメージを採用している。
そのせいか低いボンネットにもかかわらずスポーツカーにしては
ノーズが上に高く反り返っているような印象に見える。
最近のごちゃごちゃしたトヨタの中にあってドアから後ろは
無駄な線があまり無く、面で美しく見せていると思う。
斜め後方からは往年の2000GTの面影も垣間見れるが実車を
見たときにS30フェアレディZの雰囲気にも感じられた。
後部はLFAの面影もありなかなかかっこいい。
ただ空力のためか少々分厚すぎて軽快感が殺がれている。
インテリアはスポーティーでどことなくAE86の雰囲気もある。
しかしあまり色気や新しさは感じられないデザインであくまでも
男くさい峠の走り屋風テイスト。
総括としてはコンセプト、デザイン、技術関係全般に古いテイスト
のクルマであると感じた。
スポーツカーであるしハチロクの再来とトヨタも開き直っているの
で、これでも良いのかも知れぬ。
デザインがレトロなのではなく思想が古いのだろう、アウディTT
やプジョーRCZ等と比べると退屈で古いと感じてしまう。
出たばかりでそう感じるのは少々先行きが心配だ。
ファンが付き、盛り上げてくれるだろうか?アルテッツァのように
メディアに散々持ち上げられたうえ泣かず飛ばずの例もあるし・・
SUBARU BRZ
86の顔が好みで無いならもう少し普通の顔とよりアストンっぽい
(笑)フェンダーのアウトレットを持つスバルのBRZもある。
色々現時点で見ただけの印象を書いてみたがこの時代にこの
ようなスポーツカーを出すことについては応援したいと思う。
ただ、ハチロク精神の復活にしては力が入りすぎの感ありで
もう少しお手軽なそれこそハチロクのようなクルマにしては
どうだったのか。
今走りの楽しみやクルマを持つ喜びを若者に知ってもらうなら
スターレットターボとかカローラFXのようなものにしたらどうだろう。
もう一つ、86というネーミングはいかがなものか?
ハチロクは元々車名ではなく、形式AE86レビン・トレノをファンが
親しみをこめて呼んでいた愛称である。
それをトヨタがまんま盗っちゃうような感じでどうもなんだかなぁ。
それらしく連想させるまったく別の名前にすれば良かったのにと
思ってしまった。
クルマとは関係ないが今回のトヨタブースはドラえもんを前面に
押し出しており、ある一角などドラえもんブースと見紛えるもので
あった・・・。
これを見たときに、「あぁ、東京ショーもローカルな存在になって
しまったのだなぁ。」と寂しく思いました。
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